日本陽電子科学会奨励賞

本奨励賞は,将来陽電子科学の分野で活躍することが期待される研究者を奨励することを目的としています.1年以上の会員歴(学生会員歴を含む)を有し,学位取得後おおむね10年以内の研究者が対象となります.隔年に会長が設置する選考委員会で授賞候補者の2件以内の選考を行い,理事会で決定されます.
次回, 2025年度奨励賞の締切は2024年12月末です.
推薦要領に従って,日本陽電子科学会奨励賞候補者推薦書(様式1)により候補者の推薦をお願い致します.
推薦要領授賞規定
2023年度奨励賞
授賞式を2023年度総会にて行いました.

永田 祐吾 氏(東京理科大) 「ポジトロニウム運動誘起共鳴効果の観測」

平 義隆 氏(分子科学研究所) 「UVSORにおける超短パルスガンマ線を用いた陽電子消滅分光法の開発」

2021年度奨励賞
授賞式を2021年度総会にて行いました.
薮内 敦 氏(京都大学) 「陽電子による原子空孔挙動解明と原子炉ベースの陽電子ビーム開発」

山下 琢磨 氏(東北大学) 「精密三体系計算による陽電子と原子の結合状態の理論的研究」
2019年度奨励賞
授賞式を2019年度総会にて行いました.
望月出海 氏(KEK)「全反射高速陽電子回折法によるルチル型TiO2(110)-(1X2)表面原子配置の決定」
2017年度奨励賞
授賞式を2017年度総会にて行いました.
満汐 孝治 氏「ポジトロニウム負イオンの共鳴状態の観測」
石田 明 氏「ポジトロニウムの超微細構造の新しい方法による精密測定」
2015年度奨励賞
授賞式を2015年度総会にて行いました.
佐藤 紘一 氏「金属中の照射損傷研究と京都大学研究用原子炉を用いた陽電子ビームラインの開発」
立花 隆行 氏「陽電子消滅誘起イオン脱離の研究」
2013年度奨励賞
授賞式を2013年度総会にて行いました.
和田 健 氏「KEK低速陽電子実験施設における低速陽電子ビーム強度の向上」
2011年度奨励賞
授賞式を2011年度総会にて行いました.
井上 耕治 氏「イオン結晶中のポジトロニウムの新たな束縛‐非束縛転移の発見」
大島 永康 氏「新しい陽電子蓄積法とパルス陽電子マイクロプローブの開発」